広告にやりすぎというのはあるのか

広告は情報を発信する以上、それを不快に感じる方が存在します。どの広告であれ面白くないと思う人はいるものですが、印象に残る広告にしようとして内容にやりすぎがあると、多くの方から不評を買い、広告の停止という事態になる場合もあるものです。

例えば、人目に多く触れるTVCMの場合は消費者からの苦情が殺到したり、活動家からの抗議を受けて中止に至るというケースが少なからず存在しています。具体例としては、スキャンダルを起こした芸能人を起用して消費者の不快感を煽り、抗議が殺到して中止になったものや、差別であると活動家から抗議を受けて止むなく中止されたもの。あるいは、社会問題を連想させる内容であった為に中止されたもの等があるものです。

これらの例はそれぞれに大きな問題点があります。まず、スキャンダルを起こした芸能人を起用する事は、消費者の嫌悪感を呼び起こすものでしかありません。消費者が不快じる芸能人を敢えて起用する事は、消費者から企業に馬鹿にされていると捉えられかねないからです。企業イメージの悪化や社会問題化に繋がる以上は、広告主として中止の決断をせざるを得なくなります。

活動からの抗議で中止するケースは、人権団体等からの抗議によってCMを中止せざるを得なくなる形です。こうした抗議は、必ずしも消費者全体からの抗議ではありません。むしろ、一般の消費者は全く気にしておらず、一部の人々が政治的な意図で動いている場合があります。この為、消費者に受け入れられている間は何の問題もなくCMが放送されているものの、CMが放送されてからしばらくして、活動家が気づいた後に抗議が行われてCMが中止されるケースがあるものです。

社会問題を連想させる内容の場合、その時々の時事ニュースに関連したCMになっていて、視聴者から苦情が殺到する形になります。例えば、テロや事件等、その当時の世の中に影響力のある犯行を匂わせる内容であり、不謹慎な内容として視聴者から糾弾されてCM放送中止となったケースがあります。

このように、広告にはやりすぎによって宣伝が中止になってしまうケースが後を絶ちません。これまで起きた広告中止の事例は、事件として人々に記憶されている物も少なからずあります。

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